大幅な家計節約は保険と住居費の節約抜きには考えられません!

2022年9月8日

家計節約で増税対策

消費税を10%に増税するかどうかがニュースをにぎわせている。
それに関連してか関連せずか詳しいことはよくわからないが、
国会には解散風というものが吹いているらしい。

消費税が増税されると、
単純に家計が圧迫されるという影響が出る。
その良し悪しは別として、多少なりともそれを意識する必要があることは
相当なお金持ちでもない限り、皆同じだろう。

費用の割合が大きいものを節約したほうが効率がいい

ところで、
家計における各費目の支出の割合がどの程度のものかご存じだろうか。
2009年に総務省が発表した資料によると、
二人以上世帯では、食費:23%、住居費:6.2%、被服費:4.1%・・・・
若年ひとり世帯(男性)では、食費:22.7%、住居費:21.6%、被服費:5.1%・・・・
となっているようである。

住居費は思いのほか高額

この数字を見ていくと、
若年ひとり世帯では住居費の割合が非常に高いことがわかる。実に2割である。
一方で、2人以上世帯ではそれほど高くはない。
ただしこの数字は、特に費用をかけず相続などで持ち家を手に入れた世帯が
かなりの割合で含まれているということを忘れてはならない。
都市部(特に首都圏)に賃貸住宅に住んでいる家庭では、
住居費がこの数字以上に重い費用負担をしていると考えられる。
以上から、都市部の勤労世代の家計のかなりの割合を住居費が占めていると言ってもいいだろう。

食費の節約には限界がある

さて、
消費税が増税され、家計を圧迫してくるとまず考えることは「節約」である。
節約方法としてすぐに思いつくのが食費の節約である。
外食の回数を減らす、昼食を手作り弁当にする、
食材のグレードを下げる等々・・・。
涙ぐましいまでの努力で食費を節約している家庭は多い。

保険の節約は是非一度考えてみよう

他に節約すると言えば、保険関係である。
テレビ番組でも頻繁にやっているが、
ファイナンシャルプランナーが出てきて家計を見直すと言ったら保険である。
過重にかかっている保険を減らし、家庭の都合にぴったりと合った保険に変更する意義は大きい。
生活の質を全く下げずに家計を改善できる。
このブログでも火災保険自動車保険に関して述べているので、
ご興味がある方は是非。

他に節約できるのは・・・生活の質を落とす

世の中で語られている節約と言えばこのくらいだろう。
あとは車を手放せだの、旦那の趣味に掛かる金額を減らせだの、
そういった「生活のレベルを直接的に下げるもの」ばかりである。

ではもうほかにないのだろうか?

ここで、先ほどの家計の支出の割合を思い出してほしい。
住居費がかなり大きな割合を占めていたはずだ。
これを節約できれば大きな節約になるだろう。

ではどうやってやるのか。
安い住宅に買い替える?
家賃が安い家に引っ越す?
否否!

賃貸住宅であれば、賃料減額交渉をするのである。
(持家であれば、住宅ローンの見直しで節約できる。
これはまた別の記事で。)

賃貸住宅であれば、家賃交渉をしましょう!

交渉・・・
日本人であれば、なかなか経験したことがないかもしれない。
「住みずらくなる」とか、
「追い出された困る」とか、色々心配はあるだろう。
しかし、逆に大家さんの立場からみると、
「出て行かれるよりは多少の減額なら応じたほうが良い」と考える人がほとんど。

賃貸住宅の経営において、
最も費用が掛かるのが退去から始まるリフォーム・再募集です。
この間、家賃が発生しないだけでなく、リフォームの費用はもちろん、
再募集にも費用が掛かることがある。
少し昔であれば、敷金礼金などでそれを穴埋めできていたが、
最近では敷金礼金もなかなかとりづらくなってる。
そんな事情があるので、
大家さんは多少の家賃減額なら応じてくれる可能性が高いのです。

もちろん、家賃相場よりはるかに安い金額で契約してるなら、
話は別だと思いますが。

家賃減額交渉に関して、もっと詳しくは別の記事にて。

是非一度、家賃の圧縮を検討してみてください。