【体験談】格安スマホに乗り換える際は、MNP引き止めポイントを必ずもらっておこう

2018年8月7日

きっかけは、家計の見直しをしていた時だったと思う。

家計の中でそれほど大きな額を占めているわけではないものの、
削減できる可能性が高そうな項目「通信費」に目を付けた。

スマホの通信会社をMVNO(格安スマホ)に乗り換えれば、
通信費が劇的に安くなるという話をなんとなく聞いたことはあった。
そういえばよくCMもやっているし、
そのCMで提示している料金も非常に安い。
もしうまく乗り換えることができれば、
かなり支出の削減に寄与するはずだと考え、まずは情報収集から開始することにした。

ちなみに、
我が家のスマホ利用者は私と妻の2人。それぞれ1台ずつ。
子供もいるがまだスマホを持つ年齢ではない。
通信会社はauで、私はAndroidで、妻はiPhoneを使っている。
それぞれ月々7000円ほどの料金を支払っている。

いろいろと調べていると、
現行使っている機種では使える格安スマホ業者がかなり限られることが分かった。
実質的にmineoUQ mobileの2社しかない。
両社の評判などを調べたが、それほど評判は悪くないようである。むしろいい評判が多い。
乗り換え先のMVNOがあることは確認できた。
どちらの会社にするかはまた後日考えることにしよう。

また、もう一つ分かったのは、
「MNP引き止めポイント」なるものが存在することだ。
これは通信会社を変えようとする人だけでなく、
たんに機種変更するだけの人にとっても非常に大きな得になるものなので、
可能性がある人はぜひ詳しく知って、ゲットしてほしい。

「MNP引き止めポイント」について詳しく説明しよう。

MNP引き止めポイントとは?

MNP引き止めポイントを知るためには、まずはMNPについて知っておく必要がある。

MNPとは?

通信会社を乗り換える際、MNPという制度を使えば、
電話番号を変えずに引き継ぐことができる。
ただし、通信会社が発行しているメールアドレス等は引き継げないのでご注意を。
例:***@ezweb.ne.jp ***@softbank.ne.jp

MNPの具体的な手続き方法

まず現在契約している通信会社にMNP転出をしたい旨、連絡する。
auならば157に電話してガイダンスに従ってボタンを押すと、
オペレータにつながるのでその旨伝えればよい。
そうするとオペレータが「MNP予約番号」なるものを教えてくれる。(確かSMSで送られてくる。)
そのMNP予約番号を持って、新規契約する通信会社に契約を申し出るという流れだ。
ちなみにMNP予約番号を発行しただけでは現通信会社との契約が切れるわけではない。
MNP予約番号を使って新通信会社との契約が完了した時点で、
現通信会社との契約が切れるということはぜひ押さえておいてほしい。

MNP引き止めポイントが提示されるタイミング

さてさて、
この「MNP予約番号」を発行してもらう際、
オペレータが様々な注意事項を説明した後、かなり唐突に説明が始まる。

この時、様々な注意事項を聞いていると、
通信会社を乗り換えるのに様々なリスクがあるように思えてくる。
「メールアドレスは持ち越せない」だの、「ポイントが無効になる」だの。
「MNP予約番号を発行してもらうだけでは契約解除にならない」ということを知らないと、
途中で「やっぱりやめます」と言ってしまいそうだ。

私はあらかじめ「MNP引き止めポイント」の説明があるはずだということは知っていたし、
MNP予約番号を発行しただけでは契約解除にはならないということも知っていたので、
「MNP引き止めポイント」の説明までビビらずに進めることができた。
(本当は、ちょっとビビった。(^^;)

実際のMNP引き止めポイントの提示のされ方は、
「お客様は長くauをお使いいただいているようですし、
これからもお使いいただきたいので、機種変更などで使えるポイントを差し上げます。
このポイントを利用して当社にて機種変更をご検討いただけませんか。」
のような言い回しだったように思う。
他の人の体験談を見ると20000ポイント提示された方もいたようだが、
私の場合は15000ポイントだった。
このポイントは機種変更にはもちろん使えるが、auショッピングモールでも使える。
また、MNPを取りやめた人だけにもらえるわけでもない。
つまり、ポイントをもらって、使ったうえでMNPしても問題ないのである。

MNP引き止めポイントの利用

私の場合、このことは事前に把握していた。
そのため、ポイントが付与されたらすぐにauショッピングモールで使用した。
買ったものはamazonギフト券である。もちろん1P=1円換算よりも高くつくが、
品揃えの悪いauショッピングモールで欲しくないものを買うよりも、
何でも売っているamazonで使えるほうが嬉しいからだ。
そしてもう一つ理由があるが、それは後ほど。

amazonギフト券がメールで送られてきて、
それをamanonの私のアカウントに付与する作業が完了した後、
再度MNP予約番号の発行の依頼を行った。
今回も前回と同じように様々な注意事項を説明してくるが、今回は軽く聞き流した。
その説明の中で、
「auショッピングモールでauポイントを使用して購入したものは、
未発送であればキャンセルされることになりますがよろしいでしょうか?」という話がある。
つまり、先ほどゲットした「MNP引き止めポイント」で物品を購入していたら、
その到着までMNPを待たなければならないということになる。
このことも事前にリサーチ済みだったので、amazonギフト券を購入したという面もある。
amazonギフト券ならメールですぐに送られてきてすぐに受領できるからその後の手続きが早くなる。

最初のMNP予約番号の依頼電話をしてから約1日でここまで来た。

どのMVNOにするか

さて、
次に考えるのは乗り換え先のMVNOをどこにするかである。
今回はスマホ端末を変えるつもりはなかったので、
私の使っている端末が継続して使えることも一つの条件になるが、
それは両社とも問題ないようである。
両社ともどの機種が使えるかを調べられるページがあるので、
既存の端末を継続して使いたい方は事前に調べておくとよいだろう。

こうなると選ぶポイントは料金と通信量制限と通信速度である。
料金と通信料制限は人によって見るポイントが違うと思うので、細かくは各社のサイトをご覧いただきたい。
通信速度に関しては、通信が早いことに越したことはないが、
混雑するエリア・時間帯ではどうしても大手通信会社(大手キャリア)にはかなわないようである。
詳しくは通信速度の比較をしたサイトを見ていただきたい。

私の場合の選び方

私の場合、
仕事柄、昼間に人が多いエリアにいることはあまりないので
大手キャリアである必要はあまりない。
ただ、あまりに速度が遅すぎるのも問題なのでmineoよりも比較的速度が出るUQ mobileを選んだ。
ちなみにプランはデータ高速+音声通話で1680円/月、容量制限は3GB/月のプランにした。

乗り換え先のMVNOが決まったら、あとは手続きをするだけだ。
MVNOのサイトにて必要事項と、先ほど発行してもらった「MNP予約番号」を入力すると申し込み手続きは完了。
手元にSIMカードが届き、再度MVNOのサイトにて切り替え手続きをすると、実際の契約完了。
旧回線の契約もその時点で自動的に切れる。
全ての作業が完了したのは最初にMNP予約番号の電話をしてから4日くらいだったと思う。

実際に使ってみた【体験談】

実際に1か月ほど使ってみた感想だが、通信速度は全く問題ない。
auを使っていたころと何の遜色もなく使えている。
他は何の違和感も問題もない。単に料金が安くなっただけという感じだ。
手続きはいろいろと煩雑だし、ある程度の事前調査は必要ではあるが、
乗り換え手続きに関する収入が10000円程度、事務費用などが5000円程度、
月々の料金の支出が5000円程度減となり、かなり家計費削減をすることができた。

単発の費用削減ならもっと様々な方法もあるし、
様々な我慢をする節約であればこのくらいの額の節約は可能だろう。
しかし、特に利便性を損なうことなく、何かを我慢する必要もなく、
月約5000円もの節約ができる方法はあまりないのではないだろうか。
もし家計の節約をしようと思ったらまず考えていただきたい方法の一つだと思う。

ただ、この節約方法にも一つ弱点がある。
メールアドレスの切り替えである。
実際、私の妻はこのメールアドレスの切り替えが億劫であるため、今でもauを使い続けている。
これについては他の記事にて。

格安スマホに乗り換えるべき人と乗り換えるべきでない人

いくら料金が安くなるからと言って誰もが格安スマホに乗り換えるべきだとは言えない。
人によっては乗り換えるべきでない人もいる。

どういう人が乗り換えるべきで、どういう人が乗り換えるべきか
別記事にまとめたので、ご参考までに。